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掛川茶品評会 入賞のご報告
お茶屋の日常
皆さんこんばんは。
朝夕はゆっかりと冷え込み上着無しではいられなくなってきましたね。
これからどんどんと秋模様が強まり、温かいお茶がおいしくなる季節になってまいりました。
ここ生産地では、10月の終わりをもって秋冬番茶の生産がほぼ終わり、年越しに向けた準備をしております。
掛川を含む近隣地では、世界農業遺産にも登録されている「茶草場農法」といわれる伝統農法が行われ、これより茶樹の畝に敷き詰める用の草を刈り取り、それらを「かっぽし」と呼ばれる形にて乾燥させ、乾燥後畝に敷き詰めていきます。
これにより、冬の間の乾燥期でも同上からの水分の蒸発を抑え保湿をしながら、土壌の微生物の活動も活発にさせ、春に向けて茶樹が養分を吸いやすい土壌に変えていきます。
ここでは、その畝に敷き詰める草を生やす場所が存在し、それらを「茶草場」といいます。またそこには、この地特有の動植物が存在し、人々のお茶の収穫による茶草場での草刈りが無いと絶滅してしまうということで、通常の、特に近代の農業では搾取や破壊による農業生産が存在する中、ここ掛川のお茶生産は、農業生産と動植物が共存共栄しているということで、それらが国際連合食料農業機関に認められ「世界農業遺産」に登録されました。
ここ掛川のお茶は「環境にやさしい」だけでなく、微生物の力も巧みに利用しながら「おいしい」も実現しており、まさに先人たちの知恵は素晴らしいと感じる今日この頃であります。
さて、題にもありますが、先日その「おいしい掛川茶」の地で繰り広げられた「優良掛川茶品評会」において誉の部、香りの部の両部門において参等賞をいただきました。
昨年は、誉の部で一等でしたので少し落ちてしまったのですが、、、両部門での入賞は久しぶりなので良しとします。
年度としてもかれこれ60回位開催されている歴史ある品評会において入賞できたこと誠に嬉しく思います。
今後も技術の研鑽を図り来年は更なる上を目指したいと思います。
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