皆様、ご無沙汰しております。
日中は37℃を超える日もあり、もう早くも真夏日となっております。
工場内では熱中症対策のため「マジクール」なる水を含ませ首に巻くネッククーラーを採用し、6月、7月、8月の夏に向け対策を打って参りたいと思います。

夏の工場内での熱中症対策を図ります

さて、ここ掛川において二番茶が始まっております。
一番茶に引き続き二番茶の取引も高値で推移しております。
海外における抹茶のブームにより、宇治や九州を中心に碾茶（抹茶の原料）製造へのシフトが進み、それにより通常の煎茶においても供給不足となり高値の展開となっております。また拍車をかけるように一番茶でもそうだったのですが昨年の夏の暑さ＆雨不足の影響により収穫数も減っており、ダブルパンチの供給不足で市場は混乱しています。

生産農家さんにとっては価格の高騰は良いことかもしれませんが、収穫量が減っているため単純に喜ばしいというところまで至ってはおりません。
しかしながら昨今の価格低迷の中での今回の出来事は、若い生産農家さんにとっては今後を考えたときには多少は明るい材料になるのではないかと思います。
ただ、今後についていくためにはやはり、碾茶製造や、有機栽培への転換（海外向けの対応）、人出不足に対する生産効率の向上と課題は山積みかと思います。
我々としても、市場の情報を細かく生産農家さんに伝え、今後も継続した「茶のまち掛川づくり」に貢献してまいりたいと思っております。